『深草西浦町略史』はじめに
平成6年10月 深草西浦町自治会連合会結成25周年を記念して、
初代会長故秋山松太郎さんが編纂され昭和53年から同56年にかけて
「にしうら」に掲載した『深草西浦町略史』を、一冊の本に纏めて発行しました。
これについて、西浦町の住民はもとより各方面から好評を頂きました。
特に近隣の大高中小学校からの引き合いが多く贈呈させて頂きました。
が、残り部数が少なくなったことともっと多くの方々に知って頂くには、
ホームページが最もいいと考え、ここに一冊丸ごと登載しました。
私達の町、西浦町並びに周辺はこんな所です。
「にしうら」 発行責任者 内田 健二
発 刊 の ご 挨 拶
私が北区上賀茂から西浦町に移り住んだのは小学校6年、昭和24年でした。
美しく区画された田圃と畑ばかりだった当時を思い出せば、
友達とザリガニ取りをして遊んだこと。その後深草の地は、
昔軍隊今学問の街と変貌して行ったのです。
私の家は今の名神高速の下でした。家から西を見ると竹田街道を市電が走り、
さらに西には奈良電(現近鉄)が走り、国道一号線まで見ることが出来ました。
この西浦町の歴史と文化を後世に残すために、
今回25周年を記念して『深草西浦町略史』が発刊されることは誠に意義深いものです。
西浦町の組織化と発展に貢献された初代会長故秋山さま、
それを引き継いで19年間会長を務められ、
今略史発刊の編集責任者として尽力を頂いた内田さま並びにご協力をいただいた
関係の皆様には厚く御礼を申し上げます。
『温故知新』の言葉があるように、
そこから現代に生きる何かをくみとって頂き、
「西浦町がさらなる発展と明るい住みよい街」になりますよう、
今後とも住民の皆様のご協力をお願いいたします
深草西浦町自治会連合会 会長 松 田 好 民